自転車

WRITER品質係 増田将也

自転車

こんにちは,品質係の増田です。入社して1年と1ヶ月,ついに、というべきか、早くもと言うべきか、リレー随筆が僕のところに回ってきてしまいました。実は普段から、もしリレー随筆が回ってきたら何を書こうかといろいろと考えていたりもしたのですが、いざその時が来てみると、よしこれについて書こう、と決断できないというこのていたらく・・・本当、われながら情けないものです。でも、よくよく考えてみればこれは随筆。随筆とはつれづれなるままに書き綴るもの(?)。ならばいっそのこと、テーマを決めずに思うさま書き進めてしまうのもいいんじゃないかと思ってみたり・・・。


最近、自転車を買い替えました。以前乗っていたやつが壊れてしまったからなんですが、やっぱり新品の自転車っていうのは乗り心地がすばらしい。まあ,そもそも前の自転車は,駅前の自転車屋で中古で売ってた五千円の安物なんで、それと比べたら乗り心地が良くて当然なのかもしれませんが。


ところで、その以前乗っていた中古自転車ですが、買った次の日にサドルが壊れたり、ライトがつかなかったり、半年でカゴが壊れ、1年でベルが無くなりチェーンは頻繁に外れるという、なんといえばよいか、とにかくとんでもない代物だったわけで。それでもサドルを直し、カゴもベルも取り替えたりして我慢して乗り続けていたわけです。


そうして乗り続けて気がつけば5年、買ったのが大学に入って間もなくのころでしたから、ずっとその自転車で大学に通い続けてたわけです。時にはこの自転車で大学~岡山駅間の最短記録を樹立しようなどと馬鹿なことをしていたこともありました(ただ単に電車の時間に間に合わせようと急いでいただけなんですが。ちなみに記録は15分。微妙・・・)。まあ,そうやって五年間も乗り続けていれば愛着もわくというもので、でもさすがに、その新品の魅力には勝てなかったところを見るとその愛着とやらもたかが知れてるというかなんというか・・・というか、何のためらいもなく買い換えた僕が愛着だのと口走るのはおこがましいにも程があるような気もしますけど、背に腹はかえられないというかなんというか、乗れなくなったんだから仕方ないですね。愛着を持つことと使えなくなった道具を取り替えることとは相反しないんですよきっと。


と、言い訳がましいことをだらだらと書き連ねてしまいました...。


オーエム産業㈱ 品質係 増田将也(ドットヨム54号:2006年4月)


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