得意料理

WRITER営業部 室田晋一郎

得意料理

自分はあまり料理をしません。


大学時代から数えるとかなりの年数一人暮らしをしてきましたが、料理という料理をした記憶はあまりなく、家でごはんを食べるときはラーメンかソーメンかうどんという麺類を主食として生きて来ました。家族と一緒に生活をする様になると尚更台所に入る機会はなくなり、入るのはビールを取りに行くときくらいのものです。


 

 

そんな料理から遠く離れた生活をしていた自分ですが、嫁と子供がそろって風邪でダウンしたとき久々に台所に立ちました。それは数日間食欲がない子供に「何か食べたいものある?」と聞いたときに「卵焼きなら食べられるかも」と答えが返ってきたときです。

 

 

他の物ならコンビニかスーパーで買って来て済まそうと思っていましたが、卵焼きは自分も小さい時から大好きで自分で作ってみたいと思って小学校の時、母親に作り方を教えてもらって練習したこともあり結構作れる自信がありました。


嫁も風邪ひいてる事だしちょっと作ってみようか・・・となります。


冷蔵庫をみると賞味期限が切れている卵が3つと、比較的新鮮な卵が2つ・・・自分と嫁と子供では卵焼きの好みが違うので、子供用には新鮮な方の卵に砂糖を入れた卵焼きを焼いて、大人用には賞味期限が切れている卵に塩を入れて焼こうかと思い。卵焼きを作り始めました。まず子供用の卵焼きが出来上がりました。卵焼きを置いたお皿をテーブルに置くと子どもが起きあがってきて卵焼きを食べ始めました。最初小さいひとかけらを一口食べて「うまいっ」とびっくりした顔で言いました。普段台所に全く立たない自分が作ったものがそこそこうまかったので相当驚いたんだと思います。その後はあっという間に全部食べてしまいました。


次に大人用の卵焼きを作りました。これも同じようにテーブルに乗せると今度は嫁が勢いよく食べ始めます。そしてあっという間になくなりました。食欲のない二人がきれいに平らげてくれて非常にうれしかったことを覚えています。


ただ自分の口に少しも入らなかったのが少し残念です。冷蔵庫の卵もなくなり・・・しょうがないので自分は一人暮らしの時によく食べた素ラーメンを食べました。


この時から子供が時より「卵焼き作って」というようになりました。よっぽど美味しく感じてくれたのでしょう。子供からそう言われると「やってやろう」という気持ちになります。


そしていつもやる気満々で作るのですが・・・いつもうまくできるかというと、そううまくはいかず。同じ材料と同じ調味料を使っているのに「今日のは美味しくない」と厳しい評価をいただくこともしばしば。まだまだ得意料理となるには程遠いのですがいつか毎回「うまい」といわれる卵焼きを作ってやろうと現在卵焼きの修行中です。


また何か卵焼きのレシピで面白いものがあったら教えて下さい。


オーエム機器㈱ 営業部 室田晋一郎(第32号)


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