天国への扉

WRITER開発課 西村宜幸

天国への扉

僕の愛車はヤマハのV-maxというバイクです。V-maxには学生のころより乗っていて、かれこれ10年近くシートにまたがっています。


学生時代のある寒い日の夜、友達と岡山県北に遊びに行ってその帰り道、僕はこのバイクで走行、友達は僕の後ろから車で僕の後を走っていました。


岡山市内に入り、もうすぐ家に着くなと思いながら、まっすぐな道を走行中、ふと気付くと対向車線から急に車が飛び出し、ブレーキをする間もないままに車と正面衝突を起こしてしまいました。まっすぐな道なので減速もしておらずその時の衝撃は激しく今でも覚えています。

 

 


僕は衝突地点より100mほど飛ばされ、救急車で運ばれたのですが、寒かったのでダウンジャケットを着ていたせいか服はボロボロでしたが奇跡的に無傷でした。後日、そのクラッシュを後ろから見ていた友達曰く、ぶつかった瞬間に「死んだな・・・」と感じ、飛ばされた僕が着ているダウンジャケットから出て行く羽を見ながら、その状況がきれいだったようで「あたり一面に羽が舞うから天使が迎えに来のかと思った!」と言っていました(僕は天国行きのようです)。


一方、愛車のほうは原型がわからないほどになっており、修理しようにもできないほどボロボロになっていました。


実は今のバイクは2代目で、初代はもうこの世にいません。今も別のバイクに目がいってしまいますが、何だかんだいって買い換える場合は次も同じバイクを選んでしまうのだろうなと感じています。


みなさん、安全には気をつけましょう!


オーエム産業㈱ 技術課(当時) 西村宜幸(第57号:2007年7月)


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