粋でいなせなおバカ達

WRITER栃木工場 大原亮司

粋でいなせなおバカ達

どうも、栃木・大原です。秋祭り真っ只中の時期ですが、今日は宇都宮の夏祭りについてご紹介したいと思います。九月なのに"夏本番"というタイトルにした、先月の大○君と良い勝負です。


祭りの形態・メインは、諸国色々ありますが、宇都宮の大きな祭りは神輿が主体となっていて、7/中旬開催の神事"天王祭"と8/初の青年会議所主催"宮祭り"の二種類の祭りがあります。元来、祭りとは五穀豊穣等を願い、神様に奉納していたものであるので、神事の方が盛り上がって然るべきなのですが、諸般の事情により宇都宮では後者の宮祭りの方が派手で人出も多く、より盛り上がるのが常であります。

 

 


さて、こういったイベント事には準備が必須ですし、準備があれば当然後片付けもある。一日で終わればまだ良いが、なかなかそうはいかず・・・。7/上~8/下の間に打ち合わせ、会議、準備、祭り本番、後片付け、反省会と続くのですが、当然、人が集まれば軽く?一杯となる。飲み始めれば、「じゃあ、もう一軒」ともなりかねない。また我々若衆達は、親たちのそのような所業を幼少の頃から見ているので、全く抵抗無く、それらを引き継いでしまう上に、ここ数年は「前夜祭だ、バーベキューだ」と行事が増えるもんだから、平均するとほぼ毎週末集まることになってしまう。そんな団塊ジュニアを、団塊の世代たちは孫の手を引きながら嬉しそうに見ており、そして、我々も自分の子供達に、大きくなったら「こういうの、アリなんだ」「年に一度の祭りの日。バカにならずに何になる?」と意図せず教えてしまい、来るべき引継ぎのときに備えている次第です。


活気が減りつつある市街中心部ですが、10年・20年後、我等も孫の手を引きながら参加できるように、祭りが続いていって欲しいなと思う今日この頃です。


ちなみにこの写真は、我等の中で流行っているAir足袋です。粋でもいなせでも無い履物ですが、アスファルト上を神輿を背負う時のリズムで歩くと非常に足が疲れるので、とても重宝する一品です。


栃木紀行は、拙で一区切り。


栃木工場 大原亮司(第107号:2010年9月)


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