病院にて

WRITER業務課 小野雅明

病院にて

わが家の愛犬の1匹、パグ こんにちは。技術課(当時)の小野です。「入社2年目(当時)で任されたこの大役、犬飼さんのバトンを受け取らず、僕に投げつけてくれた西村リーダーの心意気に応えなくては!」ということで、僕の入院エピソード3本立て、オーエム産業の提供でお送りします。


 [ episodeⅠ 「開き損?」 ]
僕が初めて入院したのは大学2年生の12月です。左手の薬指が折れているのにも気付かずゴールキーパーの練習をしていたくらい痛みに強い(鈍い)僕でも、思わずうめいてしまうほどの腹痛に襲われました。そして深夜の救急病院へ。そこで「腸に穴が開いていてそこから空気が入って、腹膜が炎症を起こしているんだよ」と診断されました。その後「麻酔で死ぬことがあります。でも仕方ないよね」みたいな書類にサインをさせられ、穴を見つけて塞ぐため緊急手術をすることに。そして、手術後、驚きの結果が!!
医者:「穴、開いてなかったんですよ~。なんで腹膜炎になったかは不明。」
僕 :「・・・・・・え、え~~~っ!」
とりあえずお腹開いたけど、どこが悪いかわからないから元に戻したそうです。結局、治療としてとられたのは、絶食(何も食べない、飲まない)で、点滴を続けるという入院生活2週間。「じゃあ切らなくても良かったのでは・・・?」と思うのは僕だけでしょうか?

 

 


 [ episodeⅡ 「深さって・・・?」 ]
初めての手術、初めての入院で、僕が手に入れたものはお腹のキズ跡と退屈でした。手術後すぐに動き回るわけにもいかないので、室内であたりを見回していると病院にはおよそ似つかわしくないものが! それは「人生は長さじゃない。深さだっ!」と書かれたカレンダー。弱っている患者にそれとなく覚悟を決めさせるカレンダー。「長生き」を否定した上に「太く生きる」とかじゃなくて「深さ」を力説しているカレンダー。元気なときなら「そうかもね~」なんて思えても、今はちょっと・・・。「とりあえず、健康な時に考えることだよね、そういうのって」と思った20歳のクリスマス。


 [ episodeⅢ 「医者も人間!」 ]
 これは去年の11月のことです。またまたお腹が痛くなってしまい、会社を昼で早退し、西村リーダーに連れられて向かった病院で僕を待っていたのは「居眠りドクター」でした・・・(泣)。痛みに耐えながら僕が見たのは、診察内容だかなんだかをPCに打ち込みながらゆらゆら揺れている救急担当医。「ああ、意識が朦朧としてきたのかな」なんて思ったけど、いやいや、朦朧としているのは先生の意識! 「リズム取ってるのかな?」と思うくらい揺れていて、ときどき白目をむいてカックンとなっていました。そんな先生と睡魔との一騎打ちを見せつけられ、お腹の痛みも忘れて「睡魔に勝ってくれ~!」と応援する僕。その甲斐あったのか、先生は眠りの国から帰ってきて、応援していた僕に絶食点滴入院生活をプレゼントしてくました。「医者も人間、眠いときゃ眠い!」ということを実感させられました。



以上3本を僕の入院エピソード集から紹介しました。これ以上エピソードを増やすつもりはありませんが、それもこれからの心がけ次第・・・食べ過ぎに注意・・・。結局、言いたかったのは「みなさん、病院のお世話にならないで済むのならそれが一番幸せ。健康が一番!」ってことです。


技術課(当時) 小野雅明(第43号:2005年5月)


追伸 小野さんはその後、栃木工場に転勤して病気を再発するも、きちんとした手当(手術)を受けて完治しました。


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